全国ライヴハウスガイド

日本全国津々浦々のライヴハウスに行って収集した情報をアーカイブ。

ライヴ前後の充実度をアップさせる



家を出てから家に着くまでがライヴ。開演と同時に会場に滑り込み、客電がついたと同時に会場を後にするのも、ある意味ツワモノですが、ライヴ前後を充実させるとライヴはもっと楽しくなるものです。
ライヴの楽しさなんて、所詮記憶なんだ。思い出なんだ。
思い出づくりに一役かってくれるモノコトを挙げてみました。


<ライヴ前を充実させてみよう>

●いろんな意味で見てはいけない姿が見れる、入り待ち

その名のとおり、メンバーの「入り」を「待つ」行為。
メンバーが懸命に機材搬入する姿を見守る行為でもある。
大々的に禁止しているハコやバンドもいるけれど、多くはまぁ迷惑かけないなら(たいがいかけてる感がありますけど)黙認、って感じかと。
手紙やプレゼントの差し入れ、インディーズなんかだと写真撮らせてもらったり。
昼過ぎから待機していないといけないため、出待ちよりもハードルが高く、ファン層もコアな感じ。
メンバーばらばらに入る場合は、楽器隊が早く、ヴォーカルは最後というケースが多い(リハの都合上)
ステージでは見れない姿(主に私服チェックですね)が見れるとあって、好物な人にとってはたまらない行為でもある。

●アーティストへのお布施と捉えるべし、物販

アーティストの大切な資金源となる「物販」。ロゴ入れただけのタオルが2,000円、アー写が1,000円なんていう価格を見れば一目瞭然。なかなかイイ感じの利益率なわけです。
ライヴ自体は場所代も人件費も、セットなんか入れたらそれこそかなりお金のかかるもの。その上地方なんて行ったら移動費はかかるし人は入んないしでかなりの赤字。
なので、物販は音楽活動の命綱。お布施の気分で買ってあげましょう。
そこそこ大きいライヴの場合は、開場1時間半〜2時間程度前から会場前でグッズ販売をしています(開始時間は、たいてい2〜3日前にオフィシャルサイトで告知がある)。開場前に販売していればチケットなくても購入可能。限定グッズなんかは売り切れ必至なので、みんな並んで買うのです。涙が出るね。
インディーズとか小さいハコの場合は、会場内のみで販売します。もちろんその場合はチケット持ってないと買えません。
インディーズだと、メンバーが物販担当することもしばしば。メンバーとお話するまっとうな理由が欲しい方にもぴったり。

●度胸が試される、「お目当ては?」

ワンマンばっかり行っているとなかなか遭遇しませんが、対バンのとき受付で聞かれるのが「お目当ては?」
恥ずかしいからといって人気バンド言ってみたり、カッコイイ名前のバンド挙げたりしないように。
ハコ側はどのバンドで何人入ったかカウントしていて、それが後でバンド側にバックされるわけです。
応援したいなー(もしくは生活大変そうだなー)というバンドに一票投じてあげるのがオトナのマナー。

●ハコへのチップ、ドリンクを楽しむ

ほとんどのライヴハウスがチケット代とは別に、ドリンク代(500〜600円程度)をとります。
500円の水なんて高っ!と思うかもですが、コレはチャージ代と思っておさめましょう。ドリンク代は全額ハコ側の収入となります。
未成年が多いライヴだと、終演後にみんないっせいにソフトドリンク交換に走る。並ぶ。
私は最近はもっぱら開演前にアルコール頼んで飲み干して、いい気分になってライヴ観ます。あ、もちろん良番のときはそんなの見向きもしないですけど。
ドリンクチケットは、オリジナルの缶バッヂやコインだったり、紙のドリンク専用チケットだったり、通常のライヴチケットにスタンプ押したり、などハコによってマチマチ。
たいがいの場合は、チケットに日付が打刻されていたり色を分けていたりするので、別公演で使うことはできなくなってる。
レアなアルコールが飲めたり、アイスが食べられたりとハコによってさまざまなので、いろいろトライしてみるのもアリ。モトをとる気合でいちばん高い酒を頼むのもアリ。


<ライヴ後を充実させてみよう>

●地味にあなどれない、アンケートとちらし

たいがい配られるのが、アンケートとちらし。
アンケートは、インディーズはもちろんメジャーバンドなんかでもけっこうマジメに読んでいる確率が高いので、思うところがあれば些細なことでも書くとよし。
個人情報書いておけば DM とかメルマガが届きます。
ちらしはけっこう最新情報だったりするし、好みがかぶりそうなバンドやイベントのをさりげなく挟み込んであったりするし、あなどれません。

●ノリで何とかなる、出待ち

「入り待ち」の対になる行為、メンバーが「出る」のを「待つ」行為。
インディーズだと搬出をがんばってるメンバーをじっと見守り、運び終わったところで突撃する。当日のネタが話せるし、メンバーもライヴ後でテンション上がってるんで、入り待ちより話しやすいですね。アンケートを手渡しするのも吉。
メジャーバンドなんかだとタクシーお見送り系。
たいがい終演から1時間前後かかるので、愛と忍耐力が要求されます。

●打ち上げ or オフ会

物販と並ぶ、インディーズバンドの主要収入源、打ち上げ。会場は当然居酒屋なので、制服では参加できませんのであしからず。
インディーズのワンマンなんかだとたまに申込のちらしが入ってたりするのです。ステージじゃ見れないあれやこれやがさらけ出される可能性大なので、とりあえずもぐりこんどけ。
オフ会は mixi なんかだとハードル低くてひとりでも参加しやすい。こちらはバンドどうこうというより交友関係広げるツールとしてよいかと思います。