全国ライヴハウスガイド

日本全国津々浦々のライヴハウスに行って収集した情報をアーカイブ。

味園ユニバース



大阪でワンマンライヴ2まわししてしまいました。フェスやサーキットとは違った充実感が得られた。

●歴史

1955年にキャバレーとしてオープン。設計は志井銀次郎。
2015年には映画にもなった(『味園ユニバース』監督:山下敦弘、主演:渋谷すばる

昭和の夜を華やかに彩ったキャバレーも、その数は数えるほどとなった。1955年にオープンした味園のキャバレー「ユニバース」は、1962年の米 LIFE 誌に見開きで取り上げられ、1000人の客を飲み込む大空間は、「JAPAN’S BIGGEST CLUB」と紹介されて外国人観光客も多く訪れた。その後キャバレーは地下へと移り、ホテルやスナック街、サウナなど時代の要請に応じて改変を重ね、味園は総合レジャービルへと成長していった。残念ながらキャバレーは 2011 年に営業を終了したが、インテリアを活かしたイベント会場として人気を集め、ライブイベントなどが開催されて若者による再評価が進んでいる。
大阪市味園ユニバースビル(pdf)」より)

貴重な過去の写真やエピソードはこちらがおもしろい。

現在、味園ビル 2F はスナック街、3F はマッサージ店、4F はホテル、5F は宴会場となっている。
2F のスナック街はサブカル色強めなラインナップ、5F の宴会場は座敷に500名が収容できるという昭和のザ・大宴会場で、ビルそのものな趣き深い。大阪観光に来たなら一度は訪れるべきビルといえると思う。

●立地

堺筋を挟んで黒門市場とは逆方面、ナンバプラザホテル向かい。
ナンバプラザホテル1F はファミリーマート。周りは飲食店が山ほどあるので、前後の時間つぶしには困らない立地。

●つくり

整列はビル1F の道路にて。ドリンクの持ち込みチェックは徹底しています。
ステージ高75cm、ダンスフロア20cm。ダンスフロアの周りにソファが囲む形がデフォルト。主催者からとくに指定がない場合は、ふつうの入場チケットでソファに座れます。
比較的どこからでも観やすい。
ステージ下手に照明ブース。入口にはシャンデリア、天井には、惑星的なもの(ユニバースだけに)、ミラーボールなどこれでもかといわんばかりの装飾てんこ盛り(清掃が大変そう)。ステージのビカビカの照明も見物です。
トイレは入口の上手の通路先にあり。楽屋は下手側に。
上手後方にドリンクカウンター。リキュール類も充実しており、一般的なバー感覚でアルコールの注文ができます。ワンドリンク付Tシャツ3,500円。ちなみにドリンク代は600円です。

[DATA]

味園ユニバース
大阪府大阪市中央区千日前2-3-9 味園ユニバースビルB1F
TEL:06-6641-8733
アクセス:地下鉄御堂筋線「なんば」・近鉄阪神・南海「難波」駅より徒歩3分、地下鉄千日前線堺筋線近鉄日本橋」駅地上5番出口より2分
キャパ:1000(オールスタンディング)、72(イス)
ロッカー:なし
http://universe.osaka/
駐車場:あり(110台・24時間・最初の1時間200円(AM10:00〜AM0:00) 以降30分毎200円)

●参戦履歴

2018/03/21 バックドロップシンデレラ / セックスマシーン / ピアノゾンビ / 空きっ腹に酒 「春のPAN祭り 2018」
2017/11/12 セックスマシーン 「対決!ワンマンツアー セックスマシーン VS 保護者」
2016/09/17 赤犬 / ベッド・イン 「チマスト・ディスクpresents『〜巷のmyストーリー”浪速の陣”〜ベッド・イン メジャーデビューおめでとう!ナイト in 味園ユニバース』」
2016/07/08 人間椅子 「地獄の道化師」