全国ライヴハウスガイド

日本全国津々浦々のライヴハウスに行って収集した情報をアーカイブ。

神戸CHICKEN GEORGE(神戸チキンジョージ)



ツアーから帰ってきました。
単なる観光も含めると、北回り(札幌→旭川→札幌→函館→青森→小湊→青森→仙台)、西回り(博多→小倉→門司港→博多→熊本→長崎→三宮→天王寺→三宮)というなかなかカオスな移動でした。

●歴史

チキンジョージ」は1980年にオープン。以来、ロック、ブルース、ジャズなどいろんなジャンルのミュージシャンがライブを繰り広げ、いつも気になる存在であった。恒例だった年明けの憂歌団上田正樹の新春ライブ、また、J-WALK、平松愛理が巣立ち、ナニワエキスプレス、ツイスト、Johnny,Louis&Char、ハウンドドッグなど、いろいろとエピソードが残る伝説ライブも数多い。
(e-days 「ラガー音楽談義」より)

というように、神戸を代表する老舗ライヴハウス
もともとキャバレーの2F で営業していたが、1993年に1F に移転。その後1995年の阪神大震災で全壊。
前述のこの「ラガー音楽談義」の中で、店長がその後の建て直しにも触れています。
Wikipedia によると、1995年12月にバラックづくりで再建。
2005年にいったん営業を終了し、2008年に現在の建物となる。

今年の5月に3度目のリニューアルとなったチキンジョージだが、席数は以前より少ない約150席。座ってゆっくりと聴けるステージだ。
「やっぱり自分らも、僕は今48歳ですけど、オールスタンディングで見ていたらしんどいんですよ(笑)。誰にも邪魔されず、ビールを美味しく飲みながら、座ってゆっくり見たいんですよ(中略)前の800席って、今の流行っているロックバンドでオールスタンディングになって悪くはないんですが、逆に僕らがオープンしたときから、ずっとお付き合いしてくれているベテランミュージシャンだと、空間的にもしんどいところもある」
(e-days 「ラガー音楽談義」より)



フィーバーの店長インタビュー記事でも感じたが、ライヴハウスのキャパとお客さんの年齢ってとても密接な問題なんだなと。年とともに必要なパーソナルスペースがだんだん広くなるのね。

●立地

生田神社の西門すぐ横。ハンズのちょっと先です。
1F はカフェの「The mid DINNER」
コンクリうちっぱなしの円柱状の何だかしゃれたビルです。

●つくり

生田神社側ではないほうの路地に整列。点呼なしで列のまま入場というスタイルだった。
階段の天井にはサイン入りのレコードがきれいに並べられているなど、ライヴハウスっぽくない、バーのような雰囲気。
ステージ上部はコンクリートが扇形をなしている、これまたしゃれたデザイン。
フロアはフラット、柵は最前列のみ。最前列は18〜19人ぐらいか。
広さのわりにステージ高は低く、40cm 程度か。後ろからは見づらそう。
公式キャパは500ですが、500入れたらだいぶキツそう。
ロックタウンほどではないが、音はそんなによくなかった。とくに前方で聞くと、音が広がりやすい感じだった。
ドリンクカウンターは上手後方。PA は後方真ん中、その両脇に男女のトイレが分かれて設置されている。
軽食なども充実しているよう。店長が目指すスタイルのように、後ろでビールを飲みながらのんびり鑑賞するスタイルに向いているのかも。
ロッカーは東急ハンズ内にもありますが(1Bフロア)、当然ながら営業時間内(〜20:30)しか取り出せないので要注意。
阪神三宮駅なら近いし、数もたくさんあったので便利かと。

●そのた

チケット半券を持っていくと、「The mid DINNER」のメニューが10%オフ(だったかな?)で食べられるようです。

[DATA]

神戸CHICKEN GEORGE [神戸チキンジョージ]
兵庫県神戸市中央区下山手通2-17-2-B1F
TEL:078-332-0146 / 078-332-0156
アクセス:JR線 / 阪急線 / 阪神線 / 地下鉄 / ポートライナー「三宮」駅 より徒歩10分
キャパ:500(オールスタンディング)、150(イス)
ロッカー:なし
http://www.chicken-george.co.jp/

●地図


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●参戦履歴

2013/09/24 人間椅子人間椅子レコ発ツアー 〜萬燈籠〜」