京都磔磔
満を持して磔磔デビューしました。
いやあこんなにいいライヴハウスに今まで行ったことがなかったとは。
多感な時代に磔磔に通いたかったと心から思いました。さすが、ココはいいハコだ。
●歴史
1974年に音楽喫茶として開業し、京都の音楽シーンには欠かすことのできない老舗、磔磔。多種多様なジャンルを扱い、関西ローカルのバンドと全国ツアーバンドの出演がそれぞれ半数となっています。京都を支える代表的な面々から全国で活躍するアーティストまで広く出演し、来場者も老若男女が多数訪れ愛されています。
(「京都で遊ぼう MUSIC」より)
とうことで、今年2014年で40周年。すごい。
オフィシャルサイトの過去のスケジュール(出演者アーカイブ)がこれまたすごい。
70年代からの京都の音楽シーン、磔磔の由来なんかはこちらで詳しくまとめられています。
いいですね、「京都でやるなら磔磔で」。
出身でもなく、下積み時代を支えていたわけでなくとも、指名したくなる。それこそライヴハウスそのものの不思議な魅力なんじゃないでしょうか。ライヴハウス冥利に尽きる言葉だと思います。
●立地
四条通から富小路通をまっすぐ、仏光寺通を越えてすぐ右手側。京都の人なら住所みるだけで一目瞭然なんだろうけど。
仏光寺通沿いはほぼ何もないので、買い物や食事などは四条通か、近場なら寺町通沿いがよいと思います。
●つくり
もともと酒蔵だという建物は木造であり、場内中央に残る大黒柱からもその歴史を垣間見られます。他ではなかなか味わえない木造ならではの音の響きにも注目です。ライブ営業後の21:00以降はノーチャージで雰囲気を味わうことも可能。その日その日の空気にあわせたCDやレコードがかかるなか、円卓を囲みながら食事やお酒を味わうことができます。
(「京都で遊ぼう MUSIC」より)
木造のライヴハウス、というだけでも観る価値&行く価値あると思います。内部に施されたペイントやポスターがこれまた味わい深い。
柵はおそらく最前のみ。ステージ高は60cm 程度か。
フロアはフラットですが、最後方のみベニヤ板でつくられたようなお手製の段差あり。
ステージ上と同じぐらいの高さを味わえて新鮮です。
上手壁際には備え付けのイスがありますが、混みあう公演ではその上でスタンディングスタイルになるのが通常仕様のもよう。
楽屋は2階にあり、出演者は階段を下り、フロア下手側の壁側を通ってステージへ。昔は客席を通るプロレス入場だったようですが、今は安全面を考慮してか、メンバーが壁側を通過する際は柵が設置されます。
そのため、メンバー通過前後はその奥にあるトイレに行けない仕様。
楽屋から通じている階段横には簡易(?)ドリンクカウンターもあり、缶ドリンクの購入が可能。
私が行った公演では、物販は外の駐車場にておこなってました。
中にコインロッカーはないため、クローク使用推奨。
開演前に、スタッフが移動しながらクローク袋を配布していたり、転換中に空き缶を回収していたりと、何かと“気の利くライヴハウス”という印象でした。だからこれだけ長く愛されているんだろうなあ。